「健康寿命」とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで自分の心身で生命を
維持しながら、自立した生活ができる生存期間のことです。
犬には散歩という日課が必須です。運動と排泄の為に必要だから。
愛犬の散歩時の様子は注意深く観察しましょう。
途中でふらついたり、歩速が落ちたりしたら、脚弱のシグナルです。
この段階で獣医さんの診断を受け、内臓や脚部に目立つ疾患がなければ、
主原因は老化からくる症状と判断できます。
犬にとっての散歩は、大好きな飼い主さんと一緒に歩ける至福の時間です。
飼い主の都合で気軽に短縮したら愛するワンちゃんから、楽しみを奪うことになります。
脚弱のシグナルに何の対策もせずに散歩時間を短くしたり、回数を少なくしたら、
運動不足になって愛犬の脚力は
ますます低下し、さらに気力も萎え、急速に「寝たきり」になります。
特に一人で抱え上げられない大型犬が、「寝たきり」になったら大変です!
数時間おきに寝返りさせなければ床ずれ(褥瘡)がおきます。
すると愛犬は痛みに苦しみ、夜啼きなどをして近隣にも迷惑をかけることになります。
さらに、飼い主さんは介護労働に疲れ果て、愛犬の苦しみを見るにしのびず
「安楽死」の3文字が脳裏に浮かびます。このような事態になってからでは遅いのです。
たくましかった愛犬の筋肉は弱りはて、曲げ伸ばしも思うにまかせず、
歩く気力も無くしてしまうからです。
要するに、健康寿命の終焉を迎えてしまったということです。
●健康寿命を延ばす秘訣は、脚弱シグナルの初期段階にクルマ椅子に乗せることです。
人間も歩けなくなったらクルマ椅子に乗りますよね。それと同じです。
コメント